弓友会総会の席で井上会長より林先生が武道功労者として表彰されたことが報告されました
武道功労者林初男範士九段からのメッセージ(弓道誌より)
- 受賞にあたって
栄えある武道功労者として表彰を受け、身に余る光栄と恐縮いたしております。会長先生をはじめとする関係者各位に心から感謝いたします。今後も先達の教えと共に「射即人生」を歩み、自己を高め、少しでも弓道の発展に貢献できればと思います。 - 弓道歴
弓道との出会いは、昭和5年、千葉県八日市場市(現在の匝瑳市)において、塚本基資先生に手ほどきを受けたことに始まります。まだ幼くご迷惑をおかけしたことと恐縮しております。成長してからは、小沼英治先生、安澤平次郎先生、窪田真太郎先生に、心温まるご指導をしていただき、人と人との絆や徳の向上が武道に結びつくものであると実感し、後進指導の道に進むきっかけとなりました。深く感謝いたしております。 - 忘れられない思い出
千葉県高体連、関東高体連の弓道専門部設置委員長を努め、教職員の方でも、全日本教職員弓道連盟、千葉県教職員弓道連盟を結成し、これらの組織化を図れたことです。 全弓連指導専門委員や全弓連中央審査委員等を務めたことも忘れられない思い出です。 匝瑳市弓道協会の皆さんは、稽古はもとより、昇段・昇格の祝い、各種大会の練習等、事あるごとに射学林道場に集まってくれました。「若潮国体」並びに「ゆめ半島千葉国体2010」の弓道競技会の会場に地元が選ばれたことも大変名誉なことでした。 - 後進へのメッセージ
弓道は、徳の向上を目指す武道です。徳とは人柄であり人間性です。 心を養うことが人を感動させる立派な行射にもつながります。日々の生活を基本とし、常に「初心を忘れず・弓は心で引く」という射行に邁進してください。
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